愛猫が餌を食べてくれなかったり、食べる量が減ったりすると、飼い主としてはとても心配になりますよね。
猫は、本来自由で気まぐれです。いつもより少し注意して様子を見てあげてください。
食欲不振以外にも、いつもと違って心配なことがある場合は病院を受診し、獣医師さんに相談した方が安心です。
この記事では、食事と環境による食欲不振についてまとめています。
食欲不振の原因は、食事と環境以外にも発情期や老化など、いろいろ考えられます。
しかし、生活を送る上で基本となる食事と環境は、見直してみる価値ありだと思います。
猫にもいろんな性格の猫がいますので、すべての猫に当てはまるわけではありません。
愛猫にとって良い生活を与えてあげられるようにしたいですね。
原因と対応方法 食事
食欲不振の原因は、まず食事を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
猫も人間と同じように好き嫌いはあります。好みの味でなかったり、、飽きてしまったから食べなくなっているのかもしれません。
そうなれば、「愛猫の好みの味をひたすら探すしかないのかな」と諦める前に、まずは与え方を工夫してみるといいでしょう。
猫は味覚より嗅覚の方が発達していることを頭に置いて、対応してあげるといいと思います。
与え方の工夫とは、匂いや食感を変えてあげるということです。
人肌(40℃くらい)に温めてあげると香りが変化します。猫にとって匂いはとても刺激になるので、特に嗅覚の衰えた老猫には有効的な方法と言えます。
また、ドライフードには少しお湯をかけると食感が変化しますし、今までのフードにふりかけ等をかけてあげるのもいいと思います。
大好きなご飯でも、酸化により風味が低下して食べなくなることもあります。酸化を防ぐために、保存容器できちんと密閉し冷暗所で保存しましょう。
酸化する前に食べ切れる小袋に入っているフードを選ぶのも有効です。ただ、割高になってしまうのが大きなデメリットです。
意外と効果的なのが、飼い主さんの手から食べさせてあげることです。ただ、飼い主さんの手からしか食べなくなると困るので、やり過ぎには注意が必要です。
それでも食べない場合は、サンプル等を上手く利用して、食いつきの良いフードを見つけてあげてください。
2〜3種類のフードを少しだけ並べて置いてあげると、匂いをしっかり確認してから好みのフードを食べるので、愛猫の好みもわかりやすいです。
フードを変える場合、いきなり全て変えてしまうとお腹の調子が悪くなるので、今のフードに少しずつ混ぜてあげてください。
原因と対応方法 環境
引っ越しをした、新たに住人が増えた等、生活環境が変わってストレスを感じているのかもしれません。また、食事の環境が悪くても、猫にとっては大きなストレスになります。
生活環境が変わった場合は、少しずつ慣れてもらうしかないのですが、無理強いせず、愛猫のペースに合わせてあげましょう。
猫は綺麗好きですので、汚れた場所は嫌がります。トイレの近くや汚れた場所に食事を置くのはやめましょう。
トイレから離れた綺麗な場所(出来れば50cm以上離すと良い)に食事を用意してあげてください。
また、エサ入れにも気を配ってあげてください。細菌が繁殖しますので、こまめに洗うことは大切です。
素材や形にも気をつけましょう。素材は、プラスチックより陶器製がおすすめです。
深いお皿より浅いお皿の方が食べやすいですし、髭がお皿に当たって嫌がる猫もいます。
老猫の場合は、少し高さがある方が食べやすいので、台の上に置いてあげるといいでしょう。
適度な運動ができる環境も必須です。運動不足でお腹が空いていないのかもしれません。
猫は高いところを好みますので、キャットタワー等で上下にも動けるようにしてあげるといいでしょう。
適度な運動は、肥満防止にも効果的ですし、ストレス発散にもなります。たくさん一緒に遊んで、運動不足を解消してあげましょう。
まとめ
愛猫が餌を食べなくなると心配ですが、まずは病気ではないか確認してください。
猫はこだわりが強い動物です。ご飯を食べなくなることは、たびたびあるでしょう。
毎日の生活の中で気遣ってあげることがとても大切で、できるだけストレスなくご飯を食べれる環境を整えてあげてください。
愛猫が元気でいるためには、私たちの努力が必要不可欠です。
たくさん遊んで、しっかりご飯を食べて、いつも元気でいてほしいですね。